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2025.05.28
昨日の波風も落ち着き本日は全便運行することができました。
朝は霧がかかり5月の羅臼らしいお天気でしたね。
羅臼は天気も変わりやすく、9時便出航時に雲の隙間から青空と羅臼岳が見えていました^^
知床峠からは雲海が綺麗に見えていたかもしれませんね…!
沖合に出ると凪もよく海は湖のようでした。
数百羽ほどのハシボソミズナギドりの群れがあちこちに着水していました。多い時には数万羽集まることもあります。
凪が良いと海鳥も観察しやすいです。
海鳥は全体的に少ないイメージでしたが、ウトウ、フルマカモメ、トウゾクカモメ、アカエリヒレアシシギ、シロエリオオハム、クロアシアホウドリ、コアホウドリ、ヒメウなどが見られました。
本日は早朝に漁船からシャチの情報をもらいました。
日露中間ライン近くにいたシャチですが、羅臼側にいたので近くで観察することができました^^
Ever Green38と並走するシャチ。
赤ちゃんシャチの姿も。幼いシャチは体が小さいのはもちろん、白い模様もオレンジ色やクリーム色をしています。
色が濃ければ濃いほど幼い個体です。
しばらくすると周りに散らばっていたシャチたちは一ヶ所に集まり一列に並んで泳いでいました。
そのままゆっくりと国後島側に向かって泳いでいたので別の生き物を探すことに。
EverGreen38ではこちらのミンククジラと複数のナガスクジラとの出会いが、EverGreenはイシイルカとの出会いがありました。
午後になるにつれ霧も晴れ、13時便では青空が広がりました。
知床連山も見えていましたよ!
沖合へ向かう途中にナガスクジラとの出会いがありました。
船の側をゆっくりと潜っていきました。かなり近かったので鼻の穴もバッチリ見えました^^
人間と同じように鼻の穴は2つついています。
グッと腰を上げ潜っていきました。腰を上げて深く潜るとしばらくは潜水しています。
潜った場所には大きな波紋が残ります。「クジラの足跡」とも呼ばれています。
本日は凪が良かったので波紋がしばらく残っていました。
13時便でもシャチたちとの出会いがありました。
こちらはオスのシャチです。この個体は背鰭も高く貫禄がありました。
日露中間ライン付近に2群ほどいたシャチですが、どちらもあっという間に国後島側へと行ってしまいました…
わずかな時間でしたが近くで見ることができ良かったです。
シャチと離れ船を走らせていると再びナガスクジラを発見!
体長が20mもあるので黒い大きな背中がゆっくりと浮上します。
基本的には単独で行動していますが、肉眼で見える範囲には5、6頭のナガスクジラを確認できました。
国後島側にもいましたよ^^
近くにはハシボソミズナギドリも着水していたので餌が豊富にあったのかもしれません。
また、沿岸ではイシイルカの姿も。
ジャンプはしませんが船よりも高速で泳ぐことができます。
お腹の白い模様も見えました。
シャチのように白と黒のツートンカラーをしています。
凪もよく良い条件のなかでたくさんの出会いに恵まれました。
しばらく天気がいい日も続きそうです♪明日もたくさんの生き物たちに会えますように!
(№0880)