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2025.05.30
本日も昨日に引き続き全便運航することができました。朝から霧がかかりぼんやりと国後島が見えていました。
朝はかなり凪も良く、沖合に着水しているハシボソミズナギドリの群れも肉眼で確認できました。
9時便出航時には、少し青空になったような気がします。
他社の船と手分けして生き物を探していきます。
初めに出会えたのは、イシイルカです。
沿岸にも沖合にも広く分布しているのでどこでも出会えるチャンスがあります^^
イシイルカと別れ沖合へ行くと、ブロー(潮吹き)を発見。
2頭のザトウクジラがゆっくりと泳いでしました。
小笠原や沖縄のホエールウォッチングではメジャーな種類ですが、羅臼で出会えるのは年に数回。
ラッキーな出会いでした^^
ミンククジラやナガスクジラとは違い、尾びれを上げて潜ります。
ちなみに…ザトウクジラの個体識別は尾びれの裏の模様でします。沖縄や小笠原の個体が羅臼までやってくることもありますよ!
またシャチとの出会いもありました。
初めは、日露中間ラインよりも国後島側にいたシャチですが、時間が経つにつれ羅臼側までやって来たようです。
水面でまったりする様子も見られました。
シャチを見たいお客様も多く皆様喜ばれていました。
なかなか出会えないキタオットセイ、EverGreen ではナガスクジラとの出会いもありました。
13時便が出航すると、海上保安庁の砕氷船 てしおも操業していました。
漁船や観光船よりも大きく迫力があります。
午前便と同じシャチの群れに会えました。
こちらはオスのシャチ。正面から見ると背びれが少し傾いています。立派な背びれですが骨は入っていません。
午後は集まって泳ぐことが多かったです。
タイミングを合わせて同時に浮上する瞬間は迫力があります。
他船からナガスクジラの情報をもらい向かいました。
Ever Green38は途中でイシイルカとの出会いもありました。
白いお腹も見えましたよ^^
ナガスクジラとも無事に会うことができました。
午前便で出会えたザトウクジラよりも体も大きく、潮吹きもかなりの高さまで上がります。
突然船の側に浮上することも!とても迫力がありました。
割と不規則な動きをするので神出鬼没です。
ナガスクジラの周りにはハシボソミズナギドリも集まっていました。
海鳥たちと餌が同じなため、ナガスクジラやミンククジラたちは鳥の群れの近くにいることも。
海鳥は割と少なめでしたが、ウトウ、フルマカモメ、アカエリヒレアシシギ、オジロワシ、シロエリオオハム、ヒメウなどが見れました。
ナガスクジラと別れ、再びシャチのもとへ。
胸ビレで海面を叩いたり…
尾びれで海面を叩いたりとアクティブな行動が見られました^^
船の側で観察することが出来ました。
こちらの群れには赤ちゃんのシャチもおり、一生懸命泳ぐ様子も見られました。
小さく見えますが2m以上もあります。
オスのシャチも船の側に来てくれました。
ゆっくりと観察できてよかったです^^
様々な種類の生き物たちに会うことができた1日でした。
明日も全便運航することができますように!
(№0882)