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  • マッコウクジラにザトウクジラまで!

2025.06.03

マッコウクジラにザトウクジラまで!

朝、クジラの見える丘公園からはミズナギドリの群れを観察。
早朝陸からシャチの情報もあり、本日は4便運航となりました。

時化の為欠航が続いておりましたが、
お天気の良い中、出航することが出来ましたね!
知床連山も鮮やかに新緑が美しいです。

先に出航した他船が日ロ中間付近でシャチを発見し、
シャチに出会うことが出来ました^^
広く分散しており、いくつかの群れを観察でき
お腹を出して背面泳ぎや

横になり胸鰭をあげるような行動も見られました。
全体的にどんどん国後島側へ移動していきましたが、
皆さんしっかり観察することが出来て良かったです!

その後、EverGreen38からはマッコウクジラも観察することが出来ました。
羅臼沖では浮上時間が短いマッコウクジラ。
大体7分前後海面で呼吸を整えると

このように尾びれを上げて一気に深海へ。
40分程潜り続け、息が苦しくなると浮上します。

沖から見る知床連山はまた格別です。
まだまだ低いところでもこれだけ雪が残り、朝晩は一桁の日も多いです。
手前を飛んでいるのはハシボソミズナギドリ。

タスマニアから渡って来ている鳥で、
海面を駆けなければ飛び立つことが出来ないちょっと不器用な鳥たち。
こんな小さな体で地球約1周半ほどの距離を飛び渡ります。

その他、ウトウ、フルマカモメ、シロエリオオハム、
ヒメウ、クロアシアホウドリ、アホウドリ(幼鳥)
コシジロウミツバメ、オジロワシなども観察。

午後便は港前でイシイルカが活発に泳ぐ姿を観察することが出来ました。
背中で水を切り高速で泳ぎます。

次第に雲が厚く広がってきました…
北寄りの風が冷たく、本日も沖に出ると寒い1日でしたね。

午後便はEverGreen38のそばにいきなり浮上したザトウクジラ!!
羅臼沖ではとても珍しい鯨種で、年に1度会えるかどうか…
今年は数回観察されていますね。
独特な背びれと、深く潜る際このように
尾びれを上げるのが特徴的です。
また、この尾びれで個体識別も出来ます!

ザトウクジラをゆっくりと観察し、折返し港へ向かう途中
国後島側にいたシャチが羅臼側へ入ってきたとの情報!

そばでシャチも観察しての帰港となりました^^
尾びれを海面で叩く様子。

時折、シャチから船に接近してくることも。

大人のオスは高く成長する、この背ビレがシャチの特徴にもなります。
これだけ高く成長しても、実は背びれには骨が入っていません。
高いものでは約2mにも達します。

帰港中、出会えた鯨類についてスタッフが生態解説。
本日は普段は出会えないザトウクジラとの出会いも!
とてもラッキーでした。

明日はお天気が下り坂…
風も吹く予報ですが、無事出航できますように☆

(№0886)

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