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2025.06.16
本日は凪の良い中全便運航することが出来ました。
朝から霧が発生しておりましたが、出航時には視界も割と良くなりました。
沖合には国後島の山々の山頂がみえていました。
本日は全便でゆっくりとシャチを観察することが出来ました。
午前便は、先に出航していたチャーター便の情報でシャチの元に向かいました。
日ロ中間ライン近くにいたシャチ達ですが、どんどん羅臼側へ移動して来ましたよ^^
沖合ではフルマカモメが目立っていました。外洋型の鳥で繁殖期以外は海上で生活しています。
船の周りを飛んでいることが多いです。
本日はアクティブなシャチが多く午前便ではジャンプ祭り状態!
大きなオスシャチが突然ジャンプしたのをきっかけに…
他のシャチも次々とジャンプしだしました!
1度ジャンプすると連続ですることが多く10回近く連続で飛んでいました。
大きい個体だと体重は10t以上にもなり、着水した際の水しぶきもかなり迫力があります!
知床連山にかかっていた雲も次第に晴れ、青空が広がりました。
シャチ達はバラバラになって泳いだり、集まったりを繰り返しながらゆったりしていました。
プカプカ水面で漂ったり、顔を上げてこちらの様子を伺っていることも。
好奇心旺盛です。
午後便。出航時に岸壁の上のオオセグロカモメの様子を見てい見ると巣が増えていました。
ヒナが産まれるのが楽しみです^^
シャチ達は港を出て20分程走ったところにいましたよ。
複数頭の群れが海域にいるようで、沖でも別の群れがいました。
1列に並んで泳いでいます。
どんどんと沿岸へ泳いできたシャチ達。気が付けば民家が見える程、陸に近い場所まで来ていました。
午後も様々な行動が見られました。
こちらのシャチは、胸ビレを海面に叩きつけていました。
子シャチは群れの兄弟たちとじゃれ合ったり、突然ジャンプしたりと何だかはしゃいでいる様子でした^^
船と並走してくれることも。
横に並ぶとオスのシャチの背びれがいかに大きいかよく分かります。
現在、羅臼沖では約400頭近いシャチが個体識別されています。
識別は、左側の背びれの形やサドルパッチ(背びれの後ろのグレーの模様)で行われています^^
こちらのオスは背びれの形が特徴的で識別しやすいですね!
沿岸近くにはハシボソミズナギドリが着水していました。
他には、ウトウ、ヒメウ、クロアシアホウドリなどが見られました。
また、港近くではイシイルカが高速で泳いでいました。
羅臼の海は、港を出てすぐの沿岸から沖合までどこでも生き物に会える可能性がありますよ^^
明日も凪が良い予報です。
明日はどんな出会いがあるか楽しみです^^
(№0898)