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2025.07.17

7月の霧

数日間欠航が続いていましたが、やっと海況は落ち着き全便運航することができました。

7月も半ばになり霧が発生することも少なくなってきていましたが、本日は朝から霧が濃かったです。
くじらの見える丘公園に行くも海は見えませんでした。
風が強い日が続いていたので岸壁の上のオオセグロカモメ達の雛の様子が心配でしたが、無事を確認することができ一安心。
数日間で大きくなったように感じます。
午前便出航時も霧は晴れず視界は悪かったです。他船と協力しながら生き物を探します。

ラッキーなことにEverGreen38の側にシャチが浮上!奇跡の出会いですね^^
背びれの低いシャチ達が集まって泳いでいました。
シャチ達はのんびりした様子だったのでゆっくりと観察することができましたよ^^ しばらくすると、尾びれで海面を叩いたり…
顔を出してこちらの様子を伺ったり…
背泳ぎをしたりと可愛らしい姿を沢山見せてくれました^^
こちらのシャチはオスのシャチで胸ビレも大きかったですね!
時間が経つにつれ視界も良くなり、沖合にはうっすらと国後島の島影も見えました。
また、マッコウクジラとの出会いもありました。
潮吹きが出ているのが頭の先端です。
この個体は尾びれを上げることなく深海へと静かに消えていきました。
午後便出航時には霧も晴れ、青空になりました!
こちらは、マッコウクジラの音を水中マイクを使って聞いている様子です。

深海に潜り餌を捕るマッコウクジラは、潜っている間に”クリックス”と呼ばれる音を出し続けます。
音があるか確認することで、マッコウクジラがいるかどうかも分かります。
マッコウクジラの浮上を確認するもなかなかタイミングが合わず近くで見ることができませんでした。
水面にいる時間は約7分程度と短くタイミングが重要になります。

沖合へ行くとラッキーなことに国後側へいたオスシャチが羅臼側へと近づいてくれたので近くで見ることができました!
僅かな時間ではありましたが、シャチとの出会いもあり良かったです。

本日は海鳥も多く、こちらのフルマカモメや
クロアシアホウドリも多く見られました。
ウトウが船の側で見れましたよ^^船が近づくとポチャンと水中に潜ってしまうことが多いです。
他には、ハシボソミズナギドリ、アカエリヒレアシシギ、ウミウ、ハイイロウミツバメなどが観察できました。
時間はかかりましたが、マッコウクジラを側で観察することもできました!
最大で約18mにもなり船と大きさもそこまで変わりません。
大きな尾びれを上げ、ダイナミックなダイブを見せてくれました!
羅臼の海は沿岸部でも水深が深い場所もあり、沖合に行かなくてもマッコウクジラに出会うことができます^^
だんだんとマッコウクジラの個体数も増えてきたように感じます。

久し振りに全便運航できたくさんの出会いのあった1日となりました。
明日はどんな出会いがあるか楽しみですね^^
(№0929)

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