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2025.07.22

灼熱の羅臼

本日は、北海道の中でも道東・オホーツクが特に暑くなる予報で、
羅臼も30度を超えました…。

そんな中ではありましたが、本日より羅臼の天然昆布漁が始まりました!
昆布漁初日のことを「カギおろし」と言います。
沿岸でマッカと呼ばれる棒を使って巻き取るように昆布を採っておりますので、陸から見学することができます!
羅臼にお泊まりの方は午前中に見に行ってみてください^^

とってもいい凪の中、ホエールウォッチングクルーズも運航することができました。
雲ひとつない青空です^^

先に出航していた船がマッコウクジラのクリック音を聞いており、その現場へ向かいました。
現場到着後、当船も少し離れて水中マイクを入れました。
音は2つ入りました。
1つの音が止まると、数分経ってマッコウクジラが浮上!
背中に傷のあるよくみる個体です^^
呼吸を整えた後、尻尾を上げて潜っていきました。
大きな尻尾が海面から出ると迫力があります。
そしてすぐにもう1頭浮上!
水中マイクで聞いた通り、近くに2頭のマッコウクジラがいたようです。

他の生き物を探しに陸沿いを走っていると、たくさんのイシイルカが見られました。
午前はゆったりしている個体が多かったですね。

凪がいいので海鳥も目立ち、こちらのアカエリヒレアシシギや
クロアシアホウドリ、アホウドリ幼鳥、ハイイロウミツバメ、
ウトウ、フルマカモメ、ハシボソミズナギドリ、ヒメウ、ウミウ
などが観察されました。

そして午後の便、
朝よりも気温が一段と上がりじりじり暑い中出港しました。
オオセグロカモメの雛たちも口を開けて暑そうです。

この便でもいたるところでイシイルカが見られました。
素早く泳いでくれることも多く、近くにマグロが跳ねていることも。
体型が似ているからか、上がる飛沫がそっくりです。
そしてマッコウクジラが浮上しているという他船の情報をいただき
遠かったので間に合わないと思われましたが、
眠っていたようでずっと浮いていてそばで観察できました。
午前便で見た個体ですね^^
浅くもぐったり、ぷかぷか浮いたり、船の下を潜ったりを繰り返し
尻尾を上げることはなかったので、離れました。
そして、
港へ向けている途中にシャチの情報が入りました!
丸3日いなかったのでとても久しぶりな気がします。
とても凪がよかったので、海中もスケスケ
チラリと船を見ながら近くを取っていくのも丸見えです。
子供のシャチはやんちゃでジャンプなどの行動を繰り返していました^^
こちらのオスのシャチは頻繁に船を見にきました。
他の個体も何度もよってきてくれてかなりそばで観察できましたね^^
背面泳ぎで尻尾をバタバタしたりいろんな行動をみることができました。
帰港時間も迫っていたので、名残惜しかったですが少し観察して離れました。
とっても暑かったですが、凪のいい中様々な生き物が見られてラッキーでした!
明日以降も暑い日が続きそうですので、熱中症対策を忘れずにお越しください^^

現在、大阪ECO動物海洋専門学校の貴田夢奈さんが実習期間中です。
10日間ほどお手伝い頂きます、皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

(№0934)

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