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  • 流氷は再び港沖へ

2024.03.01

流氷は再び港沖へ

晴れの予報が出ていた本日、
空には薄い雲がかかり地表近くにはモヤがかかっていました。
昨日までの強風で沖合遠くに流されてしまっていた流氷ですが、
風が緩み、なんとか到達することができました。
距離があり、残念ながら日の出の瞬間には間に合いませんでしたが、
太陽が国後島から昇りきったあたりで到達することができました。
低い位置にある太陽は輪郭がクッキリまんまるでとても綺麗です。

太陽が高く上がるにつれて輪郭はぼやけ、
空は優しい印象の色になりました。
荒天が続きバラバラになった流氷も目立ち、
小島のようになった流氷にワシ達がそれぞれとまっていました。
大きな氷は積み重なって高さを増しているものもありました。
1階から撮影すると、知床の山々が背景に入ってとても綺麗です。

国後島と羅臼の中間ライン近くに流氷があり、かなり沖だったにもかかわらず
沢山のオオワシ・オジロワシが集まりました。

8時半便も沖合の流氷帯を目指して船を走らせます。
うねりは少し残っているものの流氷のおかげで割と凪が良かったです^^

知床連山も綺麗に見えていましたよ!
無事に流氷帯に到達。
流氷の上はツルツルしており、ワシ達も着地の時は滑っていました。
多い時では約100羽近くのワシが集まりました。
オオワシの方がオジロワシより沢山いたように感じます。
精悍な顔つきをしているイメージのあるワシですが、意外と可愛らしい表情をする時もありますよ^^
きょとんと3羽で同じ方向を見つめております。
警戒心の強いワシ達ですが、時折船の近くまで来ることもありじっくりと撮影することが出来ました!

観光コースは臨時便を含め3便運航となりました。
流氷到達は13:00便のみでしたが、港周辺にも多くのワシが集まりました。

大きな翼を広げながら餌を目掛けて急降下。
いつ見ても迫力があります。
海面スレスレを飛ぶことも。
港周辺には多くのオジロワシがいましたよ!
翼を広げると約2mもあり、その大きさにフレームアウトもしばしば…
体を器用に方向転換し大空を羽ばたいていました。
1日を通して国後島も端から端まで見えていました!
左が羅臼山、右が小羅臼山です。
流氷は陸から10㎞も離れていますが、ワシ達は餌を求めて沖合にやってきます。
渡りの際には約4000㎞以上も離れたロシアの極東まで飛んでいくので、
それに比べたら流氷までの10㎞は余裕なのでしょうね…^^
シャーベット状の流氷も多く、海には不思議な境目がありました。
流氷は風だけではなく塩野流れでも移動していきます。

明日の早朝便は、本日の段階から天候の予報も悪く欠航となってしまいました。
ご予約頂いていたお客様申し訳ございません。

今晩から雪が降る予報となっておりますので、移動されるお客様はお気をつけ下さい。

(№0611)

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