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2025.10.07
本日も快晴!雲ひとつない青空です^^
風はここ最近の中で一番穏やかでしたが、
沖合に出ると昨日までのうねりが残っていました。
出航する時には仲睦まじいオジロワシの番が見送ってくれました。
漁船の作業中におこぼれ狙いで集まるマッコウクジラを期待してまっすぐ現場へ向かいました。
やはり、漁船の後ろでカモメたちと共にぷかぷか。
あまりウロウロしておらず、もうおこぼれはいただいた後のご様子でしたね。
漁船が移動すると、マッコウクジラは少し頭を上げて辺りの様子を伺っているようでした。そして、少しこちらの方へ向かってきて尻尾を上げずに浅く潜りました。
その頃には漁船も網を落とす作業をしたのち帰港していきました。
しばらくすると、観察していた反対側に浮上。
知らぬ間に船の下をくぐっていたようです。
呼吸を整えると、尻尾を上げて潜っていきました。
まわりではカモメ類が多く見られ、
クロアシアホウドリやコアホウドリの姿も見られました。
爺爺岳の右下の水面にクロアシアホウドリとコアホウドリが集まっています。
ほかにもハシボソミズナギドリ、ウトウ、ハイイロウミツバメなどが観察できました。
もう少し北の方へ進んでマッコウクジラを探していると、国後側に浮上。
距離はありましたが、潮吹きは見える距離でしたね。
この後もう一頭浮上しましたがその個体も国後側でした…。
そうしているうちに
最初に潜ったマッコウクジラが浮上する時間になったので戻っていくと、船の正面に浮上。
少し距離がありましたがなんとか間に合いました。
背中をぐっと丸めて
尻尾を上げて潜っていきました。
奥にはクジラの見える丘公園も写っています。
最初に観察できた個体かと思いきや、尻尾の形が異なり別個体であることがわかりました。
マッコウクジラは尻尾の形や欠け具合などで個体識別をしており、
羅臼沖では現在300頭ほどの記録があります。
帰港途中には知床連山も綺麗に見えておりました。
紅葉がとても綺麗です。
港付近へ到着すると、うねりが波消しブロックに当たって大きな飛沫をあげていました。
次第に風も強くなる予報でしたので、午後の便は欠航が決まりました。
ご予約いただいておりましたお客様申し訳ございません。
岸壁にはオジロワシも1羽残っており、飛んでいく姿が見られました。
奥には海上保安庁のヘリ「しまふくろう」も写っています。
明日も悪天候が予想されるため現時点で欠航が決まりました。
夏季クルーズ終了までわずかですが、出航できる日が少なそうです…。
少しでも穏やかな日がありますように!
(№1009)