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  • 沿岸にも沖合にも!

2023.08.25

沿岸にも沖合にも!

本日も気温が上がり夏日の中運航出来ました。

少し沖合は霧がかかっているものの凪も良く生き物を探すにはいい条件です^^
出航し、沖合に行くとうっすらと北方領土国後島が見えていきました。
国後島は全長約120kmもあり沖縄本島よりも大きな島になります。
沖合に行き、水中マイクを使いながら本格的にマッコウクジラを探します!
マッコウクジラは水中に潜っている間にクリックス音と呼ばれる音を出すので、
水中の音がマッコウクジラを探す手掛かりになります^^
しばらくするとマッコウクジラが浮上しました。
羅臼沖では約40分間深海に潜り呼吸が苦しくなると水面に浮上してきます。
約7分程度呼吸を整えた後このように尾びれを上げて深海へと再び潜っていきます!
一度潜ると同じ個体に会えるのは約40分後ですが、
複数頭のマッコウクジラがいたので連続してみることが出来ました。
今度は日ロ中間ラインよりも奥での浮上なので遠くから見守ります。
その後も連続してマッコウクジラに会うことが出来ました!
羅臼に来るマッコウクジラは体長が約16~18m程のオスのマッコウクジラです。
18mと言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、
ビル約6階の高さほどの大きさなのでかなり大きいです!
ちなみに、根室海峡では約300頭近くの個体識別が行われています。
どこで見分けるかというと…潜る時に見える尾びれの裏の傷や形で見分けております。
同じように見えるマッコウクジラですが、尾びれの形以外にも潜り方や体色、
また船を警戒したり、フレンドリーだったりと個性があるので面白いです!
また、マッコウクジラは体にシワがあるのが特徴的なクジラです。
なぜこのようなシワがあるのかはっきりした理由は分かっていないようですが
何か深海へ潜る上で役立つことがあるのかもしれませんね^^
ぜひ、マッコウクジラを見た際にはこの体のシワにも注目して見てください。
凪が多いところも多かったので潜った後の波紋もよく見えました。
本日もこちらのアカエリヒレアシシギが多く見られました。
ヒラヒラとチョウのように飛ぶ姿が特徴的です。
他にも、アカアシミズナギドリやトウゾクカモメ、ヒメウなども見られました。
浮きの上にはアジサシの姿も♪

午前便帰港時から、風が強くなり沖合は白波も目立ってきたため
午後便は急遽欠航となってしまいました。
ご予約されていたお客様、申し訳ございません。

風波も落ち着き、夕方の臨時便は出航となりました。
ホエールウォッチングが初めての方が多かったので
鯨類の見つけるポイントの解説も皆さん熱心に聞いておりました。

港を出航するとあちこちで沢山のイシイルカと出遭いがありました。


また、タイミングよく次々と浮上したマッコウクジラ。
複数頭のマッコウクジラをそばで観察することが出来ラッキーでした^^

明日も少し風が吹く予報になっておりますが無事に出航できることを願います!

(№0526)

 

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