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2025.06.20
本日も凪の良い中、4便運航となりました。
気温もあがりなかなか霞が取れない中での出航となりましたが、
全便シャチと出会うことが出来ました!
先に出航していた他船が日ロ中間地点近い所でシャチを観察しており
連絡が入りました。
少しの時間ではありましたが、羅臼側に来てくれたシャチ達を
そばで観察することが出来ましたね^^
広く分散しておりましたが、8頭ほどの群れ。
この群れとは別に国後島側にもシャチ群れを確認できましたが
羅臼側にはなかなか入っては来ず…
海鳥は全体的に少ない印象でした。
ウトウは最近よく港周辺でも群れで飛んでいる姿が見られますね。
クチバシの上に、サイのような角がはえており
アイヌ語で『突起』を意味する言葉が、名前の由来となったとされています。
またEverGreenはミンククジラとの出会いがありました。
船長も久しぶりに見たな~と言っておりましたが、
本日の様に凪が良くなければ、潮吹きも目立たず見つけづらいクジラです。
船の側に何度か浮上し、皆さんしっかりと観察出来たようです。
またEverGreen38はイシイルカとの出会いもありました。
春の鮭定置網漁が始まり、港周辺の漁場では
朝から漁船が網入れの作業を行っておりました。
羅臼町では秋、本格的に秋鮭漁が始まるのですが
今時期獲れる『トキシラズ』は時知らずして春にやってくる鮭。
脂がのっており非常に美味しいので、羅臼でお食事される際はぜひオススメです。
午後便は国後島側へ移動したシャチが羅臼側へ戻って来てくれました。
最初は急ぎ足でどんどん羅臼側へ移動しておりましたが、
途中ペースも落ち少しまったりタイムも♪
ぷかぷかしたり、尾びれで海面を叩くようなシーンも見られました。
奥には羅臼の街並みが見えているのですが、
羅臼の海では陸近い所でもイルカ、クジラに出遭えることがよくあります。
午前、午後便と同じシャチ群れを観察出来たのですが、
背びれの形と背びれの後ろにあるサドルパッチという模様の
左側面で個体識別しているため、それを見て判断できます。
背びれだけで約2m、全長は約8m
大きな大人のオスは悠々と迫力がありましたね。
沖から見る知床連山もとても綺麗で、ゆっくり観察することができて
良かったですね。
本日も1日気温も上がり、沖に出ても暖かいと感じましたが
風はひんやりとしておりました。
明日は少し風が吹く予報ですが、
全便出航し素敵な出会いがありますように。
(№0902)