夏日続き

早朝、朝焼けの時間帯の知床峠は風が冷たくフリースやダウンを着ていないと
凍える寒さでしたが…
綺麗な景色が広がっておりましたね。

沖は霞んでおり、ちょっと見えづらかったものの
クジラの見える丘公園からはクロツチクジラらしきクジラ群れが
確認できました。

本日も1日とても穏やかで気温上昇↑↑
凪の中、4便運航となりました。
沖から見る知床連山もとても綺麗でしたね。

先に出航してた他船から、日ロ中間地点付近でシャチを発見したとの情報が入り
急いでポイントへ！！
20頭ほどのシャチの群れを観察することが出来ました。

少し小さな個体も含まれており、子シャチは元気いっぱいな姿を
見せてくれましたね。
シャチ達は行ったり来たりを繰り返しておりました。

またそばで観察出来たシャチの群れの他にも
北方領土国後島側にもいくつかのシャチ群れを確認することが出来ました。
立派な背びれが目立っておりましたね。

こちらは船の横を悠々と泳ぐシャチ。
EverGreen38に乗っているお客様と比較してもその大きさがよくわかります。
背びれの高さだけでも2ｍ程にも達します！

大きなオスシャチは、全長が８ｍ、メスが６ｍ程。
これだけ立派に成長したオスシャチですが…
大人になっても母親の元は離れずに、生涯自分の母親のいる群れで
共に生きていきます。独り立ちはしないのです。

午前便は船の側にフルマカモメが多数。
その他、ハシボソミズナギドリやウトウ、ヒメウ、オジロワシなどを観察。

午後便はさらに数が増え、国後島側いたシャチ達も少し羅臼側へ移動してきたようです。
急にみんなで集まり、プカプカ家族会議！？

凪も良く快晴のため、水中透けて泳ぐ姿もしっかり見え
とても美しかったですね＾＾

停船している船にシャチの方から接近してくることも。
動物たちが船に自ら接近してきた場合は、停船し行動を観察し
ある程度の距離感を保ちます。

午後便はわりとリラックスモードで、お得意の背面泳ぎや海面ぺちぺち。
愛嬌たっぷりにこちらへ接近し船を観察してくることもしばしば。

シャチは家族によって性格も異なるので
フレンドリーなシャチ達に翻弄されましたね＾＾
船のすぐ側でいきなりバッシャーン！！と背面泳ぎ、
遊ばれているようです(笑)

また午後便、そばで観察した群れにはとても小さな赤ちゃんシャチも。
↑プカプカする家族の横で、ポコっと頭を出しテイルのが赤ちゃん

白黒の白部分がまだ褐色がかっており、体もとても小さかったです。
小さいと言っても産まれた時点で2ｍ程あるんですよ。

誰かが背面泳ぎをすると、他の個体がまねっこ♪
誰かが頭をあげると、続けて頭をあげる個体と
こうやって、遊びの中にしっかりと学びがあるのだと思います＾＾

トロ凪の海、とても美しい景色が広がっておりました。

知床連山をバックに悠々と泳ぐシャチ達。
壮大な景色ですね！

残雪がシャチに見えていたオッカバケ岳は
アイパッチがすっかり消えててしまいましたが…
お客様から『山の雪がシャチに見えるね！』とお話いただき
背びれが高い感じもシャチに見えますね♪

連日20度越えの日が続いており羅臼では真夏並みの暑さ。
沖に出ると風がひんやりとしておりますが、陸にいると猛暑です…