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2024.02.26

ゆっくりと近づく流氷

本日は5便運航となりました。
5時過ぎに出航し、振り返り羅臼の町を眺めると、
綺麗な街灯と朧月。


雲が厚く、日の出は見られませんでしたが
流氷は港のすぐそば!
沿岸びっしりと押し寄せてきておりました。
本日も気温が下がり、とても寒い朝を迎えましたが
皆さん外で熱心に撮影されておりましたね。
薄雲の部分から、太陽の光が見え
徐々に明るくなっていきましたね。


北方領土国後島はくっきりと見えており
とても綺麗な景色が広がっておりました。
結氷した氷の上を歩くオジロワシ。

明るくなってくると、全体的に広くワシ達が分散しているのが
よくわかりました。
こちらは白黒のコントラストが美しいオオワシ。
全体的に茶色く尾羽だけが白い、こちらはオジロワシ。
どちらも羽を広げると約2mにも達します。
そして、羽根が全体的にまだまだらなのが、幼鳥。
こちらはオオワシの幼鳥です。
流氷に着地をしようと思ったら、ちょっと足を滑らせてしまったようですね。

多い時でオオワシ、オジロワシは300羽以上集まりました。
流氷も厚みがありここ数日は起伏がある氷ばかりになりましたね。

8時半便も多くのワシが集まり、多い時では約250羽近くいましたよ!
流氷の上はところどころ凍っており、スケートリンクのようになっていました。
着地の時にっ滑ってるワシも多く、ワシ達もツルツルの氷に苦労しているようでした…
流氷帯も港から近く、山から次々とワシが降りてきましたよ。
獲物を奪い合うシーンも多く、迫力のある瞬間も多く見られました。
獲物に向かって走るオオワシの姿も。
他のワシに獲物を取られないよう丸まりながら魚を食べているオオワシ。
大きな体がこんなにもコンパクトになるなんて驚きですね^^
途中、海上保安庁の砕氷船型巡視船てしおがパトロールの為出航していました。
漁船や観光船よりも大きいので遠くにいても目立ちます。
港の岸壁にはヒメウが器用に留まっていました。
他の海鳥は、シノリガモが見られました。

13時便出港時には雪も降り始め、気温も下がり寒かったですね…
流氷も午前中よりも、港近くに移動してきていました。

雪が降り視界が悪いと山からワシが降りてこないこともありますが、
だんだんと流氷の上にワシが集まってきました。
雪が降ってもワシ達には関係ないようで、
活発に動いているワシが多かったです!

明日から風が強い予報となっております。
生き物達への影響も少ないことを願います…

(№0607)

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