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2025.07.26

どんよりな空とべた凪

本日は凪の良い中4便運航。
出航時には防波堤にオジロワシの姿がありました。

沿岸では天然昆布漁が行われており、陸にこれだけ近いところで
昆布を採っています。

べた凪の1日、奥に見えているのは北方領土国後島。
雨がパラパラと降ることもありましたが、
本降りにならず良かったです。

他船と協力し、探鯨していきます。
水中マイクを使うと深海にマッコウクジラがいるかわかり
マッコウクジラたちは深く潜っている時だけカチカチと音を出しています。
その音が止まると浮上の合図。

1時間近く潜水しているので、海面で7分前後ゆっくりと呼吸を整えます。
最後は尾びれをあげて潜水すると、また彼らが浮上するのは40分後…
それだけの時間、息を止め続けることが出来るのです。

そしてこちらは2頭目。
しわしわの体も特徴的なクジラです。

最後は綺麗に尾びれを上げる瞬間を見ることが出来ました!
船上でも歓声があがりましたね。

根室海峡内では、約300頭のマッコウクジラの個体識別があり
尾びれで識別しております。
先程のマッコウクジラとこちらのマッコウクジラの尾びれを比較すると
欠け方や形が異なることがわかります。

海鳥も凪がよく沢山観察出来ました。
こちらのフルマカモメは船の周りをよく飛んでおります。
カモメと名がついておりますが、ミズナギドリ類。

また、ウミスズメやこちらのカンムリウミスズメなども多く見られました。
その他、ウトウ、ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ
クロアシアホウドリ、アカエリヒレアシシギ、ハイイロウミツバメなど。
正人船長も『今日は海鳥が多いな~』と色んな海鳥の紹介もされておりました。

本日は至る所でイシイルカを観察することが出来ました。
活発に泳ぐシーンやゆっくりと泳ぐシーンと
それぞれ見え方が異なります。
凪が良いと白黒ボディーもよく見え、シャチと間違われるお客様もいらっしゃいました。
水族館などでは飼育されておらず、野生でしか出会うことが出来ません。

午後便は少し苦戦しましたが、無事そばでマッコウクジラを観察!
プカプカ浮いていると、ポコっと飛び出した部分が見えます。
向かって左は背びれ、右は鼻になります。

最後はしっかりと尾びれをあげて潜っていきました。
真横から見ると体がとても太いことがわかりますね^^
重さは40t~50tにもなるオスのマッコウクジラが羅臼沖にはやってきます。

連日の猛暑がひと段落!?
本日は気温も30度まで達することなく、お天気もどんよりしていたので
少し肌寒く感じる程でした。
明日も同じようなお天気予報ですので、羽織るものをお持ちになってご乗船下さい。

【お知らせ】
関西テレビ放送『やすとも・友近のキメツケ!』という番組内で
本船から撮影したシャチの映像が流れる予定です。

7月29日(火) 20:00~放送予定、同日21:00~はTverで1週間放送予定となります。
ぜひご覧ください。


(№0938)

 

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